耳の痛み、めまいの治療(中耳炎・メニエール病・突発性難聴・耳鳴り)
下記症状についてお悩みの方、お気軽にご相談下さい。
- 耳の痛み
- 難聴
- 耳だれ
- 耳鳴り
- 耳あか
- 耳のかゆみ
- めまい
- 耳のつまり
- 補聴器の相談
主な疾患について
滲出性中耳炎
【症状】
耳閉感、難聴、注意力低下、耳鳴り
【治療方法】
滲出性中耳炎とは、中耳に滲出液がたまって耳閉感や軽度難聴になります。副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎で鼻水が出たり、その付近に炎症が起こった場合、耳管の機能が低下して滲出性中耳炎が起こります。 初期には気づきにくく、子どもの場合はとくに発見されにくいのですが、テレビの音を必要以上に大きくする、呼んでも返事をしないなどの症状がみられる場合には、ご相談ください。当院では鼓膜切開手術や鼓膜チューブ挿入手術をおこなっています。
メニエール病
【症状】
めまいを反復する。めまいが起こる時、特に耳閉感、難聴、耳鳴りを感じることが多い。
【治療方法】
メニエール病は、内耳の障害によってめまいや難聴、耳閉感、耳鳴りが起こります。前ぶれなく、ぐるぐると回る感じのめまいで始まり、発作を繰り返すうちに、めまいが治まっても耳鳴りと難聴が続く場合もあります。根治的治療法がないため、症状を緩和するなどの薬物療法が中心です。 めまい、難聴、耳鳴りが起きた場合は、当院までご相談ください。
突発性難聴
【症状】
突然、片側の耳の聞こえが悪くなる。耳鳴りや耳がつまった感じがする。場合によりめまい、吐き気をともなうこともある。
【治療方法】
突発性難聴とは、ある朝目ざめたら突然片方の耳が聞こえなくなっていたというように、突発的に発症する感音性の難聴です。年代では20~50歳代の働きざかりの人に多い疾患です。 突発性難聴は早期治療が大切です。発症から10日以上が経過すると、聴力が回復しにくくなるといわれています。治療は薬剤療法が中心で、数日~10日間程点滴等をします。
急性中耳炎
【症状】
突然の耳の痛み、耳閉感、難聴、場合により耳だれ。
【治療方法】
急性中耳炎は、細菌が中耳に入り込み、急性炎症を起こした状態です。 多くはカゼをひいたときなどに、細菌が耳管(耳と鼻の奥をつなぐ管)から入り込んで感染します。炎症が起きると、中耳の粘膜が腫れ膿がたまり、場合により鼓膜を破って膿が排出(耳だれ)されます。 抗生物質で治療します。近年、耐性菌が増え、難治化する症例が増えています。心当たりがある方は菌感受性検査を一緒に受けてください。
耳垢栓塞
【症状】
耳がつまった感じ、耳の中がゴロゴロする。
【治療方法】
耳垢がたくさんたまり、外耳道を塞いだ状態を耳垢塞栓といいます。 耳垢とは、皮脂腺や耳垢腺からの分泌物、外耳道からはがれた古い皮膚、外部からのホコリなどが混ざったもので、一般には耳あかと呼ばれています。 普通耳垢は自然に排出されますが、体質的にたまりやすい人の場合、知らぬ間に耳垢が外耳道に充満してしまうことがあります。当院で吸引や耳用鉗子(かんし)などで除去もおこなっています。
外耳炎
【症状】
激烈な耳の痛み。耳たぶを引っ張ったり、耳の孔の周囲を押したり、ものをかんだりすると、痛みが強くなる。
【治療方法】
耳かきや爪などで傷ついた外耳道の皮フから細菌が感染し、炎症を起こします。 外耳道の入り口に近い毛穴などに細菌が感染し、化膿した状態になる限局性外耳炎、外耳道全体に炎症が広がるびまん性外耳炎の2種類があります。外耳道を洗浄、消毒して、抗生物質やぬり薬での治療を行います。